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本醸造醤油

醤油の種類

  • 手づくり醤油 徳利入
    360ml / 720ml
  • 湯浅手づくり醤油
    0.3l / 0.9l / 1.8l

湯浅たまり(江戸時代の醤油)

醤油発祥の地、和歌山県湯浅において、醸造の伝統を継承したたまりは、
国産大豆・小麦を原料とし、1年3カ月以上丹念に熟成させ、仕上げに赤松の
薪をくべた和釜で、半日かけてじっくりと炊き上げ、熱処理をしています。

まろやかでコクの深い、天然本醸造の濃口醤油です。

  • 濁り醤卓上用
    180ml
  • 濁り醤
    720ml

濁り醤(鎌倉・室町時代の醤油)

国産の特級品を原料とし、2年以上丹念に熟成させました。
香り豊かな芳醇とした醤油です。

圧搾も加熱もせず、麹が原料を分解してできた汁のみを取り出す、
人の手を全く加えていない醤油です。
酵母の影響で通常の醤油に比べ少し濁った色になることから名付けられた「濁り醤」は完成までに約10年を要しました。

製造工程

製造工程

原料処理

大豆

  1. 撒水、浸漬・・・充分に洗浄し(撒水)、水に浸して水分を吸わせる(浸漬)
  2. 蒸煮・・・ボイラーで圧力蒸気を作り、圧力釜(蒸煮缶)にて高圧、短時間で蒸す

原料処理後の様子

小麦

  1. 煎り・割砕・・・生麦を煎り上げ、それを二つに割り、三つ割りに砕く

盛り込み

  1. 前段階で処理した、蒸した大豆・煎ってい砕いた小麦に種麹菌を混ぜ合わせ、麹室に入れる。
  2. 4日間かけて麹菌を繁殖させる。
    その間、温・湿度管理をし、数回の攪拌作業をする。

麹室内の大豆と小麦

仕込み

  1. 4日間かけて充分に麹菌が繁殖した時点で、塩・水と混合して仕込み桶(発酵容器)に貯蔵する。

仕込みの様子

仕込み桶

発酵

  1. 塩水と混合して仕込まれた麹は諸味と呼ばれる。
  2. 1年~1年半かけて、麹の発酵に合わせて攪拌作業を繰り返す。
  3. 6~7月の発酵の最盛期を経て諸味は熟成していく。
  4. 麹の分解作用によって、醤油本来の味・香り・色が作られてゆく。

攪拌作業の様子

圧搾

  1. 充分に“味”、“香り”、“色合い”が整った時点で、仕込桶から取り出し、搾りにかける。
  2. 搾り出された液汁を“生揚げ”(生醤油)と呼ぶ。
    生揚げの段階では、まだ麹菌はいきているので、温度・空気等の条件が整えば発酵を始める事がある。

火入れ

  1. 生揚げを清澄させた上、釜で炊きあげる。
  2. 約半日かけてゆっくりと仕上げる。
    和釜にて、松材の薪を燃料として炊きあげている。(江戸期の仕上げ法)

火入れの様子

瓶詰め

  1. 半日かけて炊きあげられた醤油を容器に入れ、充分に清澄させた上で、瓶・徳利等の容器に詰める。

出荷

  1. 瓶・徳利等の容器に詰められた醤油を、包装した上で、ダンボール等に入れて荷出しする。

原料処理は原則として“寒の時期”から始め、熟成、仕上げを経て出荷に至るまで、約1年半の歳月を要す。
醤油本来の“味”、“香り”、“色”を醸し出すのには、原料の厳選と共に、創業時(天保12年)より醤油を造り続けてきた仕込蔵に生息する酵母菌(蔵酵母)の存在が不可欠の条件である。